会社全体のビジネスを
支えている自負がある
2016年入社/文学部社会学専攻卒
販売計画、発注、納品。
経験こそがものをいう、
この部門で
新卒で配属された業務部では、仕入れ計画の策定や商品の発注などを行っていますが、実は新入社員が配属されたのは十数年ぶりとのこと。「どの時期に、どんな製品が、どの程度売れるのか」といった判断が求められ、多くの経験が欠かせないからです。
新人である私が心がけてきたのは、商品の売れ行きの“見える化”です。毎月出荷された商品のデータを集め、会社全体で売れている商品は何かといったことを洗い出し、数字だけでなく時計の画像も添付することで、直感的に売れ筋商品を把握できるようにしたわけです。まだまだ勉強中ではあるけれど、努力のかいもあって以前よりは売上の予測を立てられるようにはなったと思います。
1年目はセイコーブランドの時計を担当し、先輩のサポートが中心だったのですが、2年目からはライセンスブランドの担当に。さらに自分自身で予測を立てる立場となり、求められるハードルの高さも上がりました。トレンドにかなり左右されるジャンルなので、今までとは違って身の引き締まる思いですが、一つひとつ乗り越えている最中です。
最大のポイントは話を聞くこと
時には顔を合わせることも大事
不安を感じる一方で、仕事を通じて「できること」や「分かること」が少しずつ増えている実感もあります。担当する商品が変わり、海外の関連会社とのやり取りも発生したために、依頼時に英語でやり取りを行うこともあります。当初は一通のメールを送信するのにも苦労しましたが、徐々にそれにも慣れてきました。
「相手の顔が分からない中で仕事をするよりも、お互いを知っていた方がやりやすいよ」という先輩のアドバイスを受け、海外出張に同行させてもらったこともあります。それまでメールのやり取りだけだった相手と実際に顔を合わせたことで、その後の業務もスムーズになりました。何より、以前にも増して気持ちが前向きになった気がします。親身になってくださる先輩方の存在を改めて感じられたことも大きかったですね。
業務部の仕事で欠かせないのは多くの人の話を聞くことです。製造部門、営業や企画から「今どんな商品が動いているのか」「これからどんな商品が発売されるのか」といった情報を得て、発注や納品のバランスを取っていくことがとても重要。表に出ることもないし地味なことの多い仕事だけれど、業務部が会社全体を下から支えているという自負はあります。
会社を支える業務部は
実はさまざまな人に
支えられている
日々の仕事を乗り越えるのに、とても大きな刺激でもあり、情報収集のネットワークになっているのが同期の存在です。あらゆる部署へ配属されているので、いろいろな情報を得る際にも同期に聞くことが多いですね。同期に限らず、会社全体としても風通しが良く、私が違う部署へ話を聞きに行っても、忙しい中でも気軽に答えてくれるので、非常に助かっています。何度も通っていると、逆に先方から最新の情報を教えてくれることもあります。会社を支えるのが業務部ですが、その業務部も周囲に助けられて存在しているのだとよく感じます。
入社前には商品企画のような華やかな仕事に関心があり、業務部についてはその存在さえ知りませんでした(笑)。でも今は、業務部の仕事を究めたいという想いの方が強いです。新入社員ではなかなか経験できない貴重な時間だと思います。この部署での経験は他部門に異動したとしても大いに役立つはず。いつかは海外を担当するような営業職にも就いてみたいですね。遠い国で「SEIKO」というブランドを広める仕事はとてもやりがいがあると思うので、ぜひ挑戦してみたいです。
私にとってセイコーブランドは一番身近で、モチベーションを高めてくれるもの。このルキアは内定後に購入した一番のお気に入りです。以前は日によってまちまちでしたが、入社してから常に腕時計を身につける習慣がつきました。現在は数本の腕時計を所有していて、ファッションやその日の気分に合わせてつけ替えて楽しんでいます。