時計の持つ多様な側面にひかれて
小学校1年生から水泳に打ち込んできた私がSEIKOというブランドを意識するようになったのは、中学生の頃でした。飛び込み台や計測台などに刻まれた5文字は、シビアな競技会において選手たちの努力の成果を正確な数字で教えてくれる、まさに信頼の象徴のように感じたのです。その後、私は高校、大学と水球に集中。就職活動を迎え、目に見えるモノを通じて社会や人々の生活に貢献したいと考えたとき、SEIKOが頭に浮かんだのも自然なことでした。家の中はもちろんのこと、駅などの公共空間、会社の中と、あらゆる場所にSEIKOの時計があり、常に人々の活動を見守っています。そのブランドのために私は仕事をしたいと思いました。
一方で時計というプロダクトの特殊性にもひかれました。時計には時を告げるという役目だけでなく、資産やファッションという側面もあります。また成人式やブライダルなど、人生の節目に贈られ、思い出を刻むものでもあります。このように多様な価値を持っているという複雑さも、魅力に感じました。
さらに世界大会などを通じたSEIKOのスポーツへの支援にひかれ、自分もいつしか仕事を通じてスポーツに貢献したいとの思いから、入社を決めました。