従来できなかったスペック実現を
達成し、世の中に貢献
時計設計部に所属し、アナログ・クオーツ腕時計の駆動源であるモータ・部品設計を担当しています。正確な時刻を表示するための、いわば“心臓部”とも言える部分の技術品質、特にどんな環境下でも問題なく動く「頑健性」や「低消費電力」を維持するため、日々取り組んでいます。
主な業務は大きく分けて、「新技術開発」と「現行品最適化」の2つです。まず、新技術においては、最近では、プロスペックスシリーズで活用。「アナログ(ソーラー式)×デジタル」を備えたハイブリッドの新キャリバー・H851を搭載したダイバーズウオッチを手がけました。創出した新技術が認められることは技術者にとって何よりのやりがい。アナログ・クオーツのスペックにはモータが大きく寄与し、開発成果が品質に直接影響します。そのため従来実現できなかったスペックを達成し、それが強みと認められることで得られる達成感は格別です。
また、「新技術開発」と同様に大切な業務が、生産性向上やスペックアップのための「現行品最適化」。その取り組みにおいての代表例が、弊社独自技術であるモータの省エネ駆動システムで、このシステムは広く世の中に役立つ発明だと評価され、おかげさまで令和元年の千葉県知事賞を受賞しました。