未知の世界を開拓するような
ワクワク感がある
時計設計部には「機械式時計」「アナログクオーツ式時計」「デジタル時計」「要素開発」のグループがあります。私は機械式時計のグループに所属し、現在、新製品のムーブメント設計を担当しています。ムーブメントには百以上の微細部品が使われますが、各部品の形状・公差・材料・処理などを決定する設計は、製品の品質を左右する重要な工程であり責任も重大です。自分にとって機械式時計のメカニズムは入社後に初めて触れた領域であり、まさにゼロからのスタートでした。当初は五里霧中の状態でしたが、蓄積された世界最高峰の技術ノウハウの一つひとつを学ぶたび、自分の知らなかった世界に触れ、その世界を開拓するようなワクワク感がありました。現在でも非常に奥が深く、今後の開拓余地も大きい分野だと実感しています。