SEIKO

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vol.2

Trip to

Icelandfrom Helsinki to Reykjavík & Akureyri

vol.2

Iceland

Helsinki - Reykjavík & Akureyri

text by TRANSIT photo by DAISUKE HAMADA

Portland

Finland

Tram

Finland

7.20 10:10

Tram

ヘルシンキ中央駅に到着すると目に入るのは、頻繁に行き交うトラム。緑と黄色のシンプルなデザインの車体が、北欧に来たと実感させてくれる。とりあえずトラムに乗るのは後にして、徒歩で港へと向かうことにした。

Hakaniemen Kauppahalli

7.20 10:10

Hakaniemen Kauppahalli

旅先ではよくマーケットに行く。地元の人びとが食べる果物や野菜などを見たいからだ。ヘルシンキ市内の港のマーケットには、ジューススタンドやホットドッグを売っている屋台もあり、ベンチで休憩する人びとで賑わう。

Hakaniemen Kauppahalli

7.20 10:10

Hakaniemen Kauppahalli

見ているだけで楽しい、フィンランドのスーベニールコーナーも。ラップランド地方に住むサーミたちのククサ(白樺のマグカップ)やトナカイの毛皮など、フィンランドの特産物が所狭しと並べられている。

Allas Sea Pool

7.20 10:10

Allas Sea Pool

マーケット広場隣にある公共サウナは2016年末にオープンしたばかり。プールが3つ(子供用、大人用の温水プール、冷水プール)、サウナが3つ、カフェとレストランが備えられている。太陽の光で輝く水面が、飛び込みたい気持ちを誘う。

Uspenskin Katedraali

7.20 10:10

Uspenskin Katedraali

ウスペンスキー大聖堂(生神女就寝大聖堂)はフィンランド正教会の大聖堂。港から徒歩5分くらいの小高い丘にあり、堂々とした佇まいで市内を見守っている。中を見学すると、そのきらびやかさに圧倒される。

Tram Station

7.20 10:10

Tram Station

今いるのはヘルシンキの東部。トラムに乗ってどこまで行こうか、どこまで行けるか。時計と時刻表をじっくり見比べて考え中。少し歩き疲れたし、足を休めるためにカフェでゆっくりするのもいいかもしれない。

Cafe Aalt

7.20 10:10

Cafe Aalt

ストックマン百貨店内アカデミア書店の2階にあるCafe Aaltでひと休み。フィンランドを代表する建築家、アルヴァ・アアルトが設計したカフェ。カフェラテを飲んだあとは、ずらりと並んだ写真集を見て回る。

Temppeliaukion Kirkko

7.20 10:10

Temppeliaukion Kirkko

20分くらい北東へ歩き、石の教会ことテンペリアウキオ教会へ。氷河期から残る自然の岩山をくり抜いてつくられた建築だ。19時閉館なのであと10分しかないけれど、お願いしたら見せてもらえた。

Solo Sokos Hotel Torni

7.20 10:10

Solo Sokos Hotel Torni

ヘルシンキで一番高い建物のSolo Sokos Hotel Torni。最上階にはルーフトップバーがある。旅の疲れを、ヘルシンキの美しい眺望と美味しいカクテルで癒やした。21時に近いのに、まだ昼間のように明るい。

Hesinki Vantaa Airport

白夜の北欧。まずはヘルシンキへ。
 アイスランド号の撮影のために、フィンランドを経由してレイキャヴィクに向かった。東京から約10時間半。その日の夕方にヘルシンキに到着した。明朝にはアイスランドへ発つ予定。フライトを選べばその日のうちにアイスランドに着くこともできたのだけれど、せっかくだから夏のヘルシンキも見てみたくて、ちょっとしたおまけのような気持ちで1泊、トランジットすることにしたのだ。小さな街だしトラムもあるし、少し歩くだけでも楽しいだろうと。
 空港からエアポートバスできっかり30分。ヘルシンキ中央駅に着いたのは16時だ。明日の朝は早いし取材もあるからあまり夜遅くまで遊べないけれど、それでも今は北欧の夏。時間はたっぷりあるように思えた。はたしてそれは正解で、マーケットや大聖堂を見て、カフェでお茶をしたり石の教会まで足を伸ばしていたらあっという間に腕時計は21時前を告げていた。なんとなく、街の人たちが浮き立っているように見えるのが微笑ましい。これが北欧の白夜というものか。時計がないと時間を忘れてしまう。そろそろ眠りに就かないと。

7.21 0:10

Hesinki Vantaa Airport

ヘルシンキ中央駅前から朝5時、エアポートバスの始発に乗って空港へ。ジョギングをする人や犬の散歩をする人たちを車窓から眺める。空港内で朝食をとり、いよいよ取材地のレイキャヴィクへ向かう。

白夜の北欧。まずはヘルシンキへ。

 アイスランド号の撮影のために、フィンランドを経由してレイキャヴィクに向かった。東京から約10時間半。その日の夕方にヘルシンキに到着した。明朝にはアイスランドへ発つ予定。フライトを選べばその日のうちにアイスランドに着くこともできたのだけれど、せっかくだから夏のヘルシンキも見てみたくて、ちょっとしたおまけのような気持ちで1泊、トランジットすることにしたのだ。小さな街だしトラムもあるし、少し歩くだけでも楽しいだろうと。
 空港からエアポートバスできっかり30分。ヘルシンキ中央駅に着いたのは16時だ。明日の朝は早いし取材もあるからあまり夜遅くまで遊べないけれど、それでも今は北欧の夏。時間はたっぷりあるように思えた。はたしてそれは正解で、マーケットや大聖堂を見て、カフェでお茶をしたり石の教会まで足を伸ばしていたらあっという間に腕時計は21時前を告げていた。なんとなく、街の人たちが浮き立っているように見えるのが微笑ましい。これが北欧の白夜というものか。時計がないと時間を忘れてしまう。そろそろ眠りに就かないと。

Iceland

Iceland

Keflavik Airport

Iceland

7.21 0:00

Keflavik Airport

3時間半のフライトでアイスランドに到着。〈Seiko Astron〉はフィンランド時間の12:09を刻んでいた。時計を手にとってボタンを押すと、GPS衛星電波をキャッチして現在地時刻に修正。きっかり3時間分だけ針が戻ってアイスランド時刻の9:09を報らせる。

Hallgrímskirkja

7.21 10:10

Hallgrímskirkja

レイキャヴィクのシンボル、ハットルグリムス教会へ。アイスランドで一番高い建物で、最上階の展望台に上ると市内を360度一望できる。カラフルな街並みが見どころでもあり、視線の向こうには海も見渡せた。

Bæjarins Beztu Pylsur

7.21 10:10

Bæjarins Beztu Pylsur

市内でランチをとったあと、有名レコードショップやスーパー、お土産屋さんを見て歩いていたら小腹が空いた。そこで、ビル・クリントン元大統領も訪れたことで有名な、老舗ホットドッグ屋さんでおやつ。

Ring Road

7.22 0:10

Ring Road

レイキャヴィクを7時に出発し、1号線を北上する。1号線はアイスランドを一周することから「リングロード」とも呼ばれ、街を繋ぐ重要な道路だ。目的地は北の街アークレイリ。島を半周する計算だ。いつかは一周したい。

Goðafoss

7.22 10:10

Goðafoss

1号線には絶景スポットがたくさんある。撮影しながら北上し、アークレイリに15時に到着した。まだまだ日は高いので、もう少し車を進め、「神々の滝」と呼ばれるゴーザフォスへ。19時前だがまだ明るい。

Breakfast of akureyri

7.23 0:00

Breakfast of akureyri

アークレイリの小さなホテルで朝食。厳しい気候のため屋外では野菜や果物が育ちにくいが、実は地熱先進国のためトマトやバナナだって育てられているのが面白い。そしてもう一つ。アイスランドはライ麦パンが美味しい。

Ranch of Akureyri

7.23 10:00

Ranch of Akureyri

アークレイリはアイスランドの第二の都市。とはいえ、国全体の人口34万人のうち、わずか2万人ほどがそこに暮らす。どんな人たちがいるのか知りたくて訪れた街だ。取材を快諾してくれた馬農家、ダディさんの家で。

Mývatn

7.24 0:10

Mývatn

北のアイスランドでは、ミーヴァトン湖や溶岩が固まったディムポルギル、地熱地帯ナウマファットルやクラプラ火山などなどたくさんの見所が。朝食を食べながら、テーブルに地図を広げて1日の予定を立てる。

Restaurant Strikið

7.24 10:00

Restaurant Strikið

ミーヴァトン周辺の観光名所はワンダー感満載で、見たことのない光景ばかり。旅の余韻も夜にかき消されない。アークレイリ最後の夜、眺めのよいレストランでディナー。せっかく夏の北欧時間に慣れてきたところだけど。そろそろ帰国しなくちゃ。

Siglufjörður

アイスランド、北極圏近くの街まで。
 アイスランドの玄関口、ケフラヴィーク空港。<Seiko Astron>で現地時刻に調整する。フィンランドとの時差は3時間。針は3時間巻き戻った。ちょっと得したような気分だ。
 車を借りて、レイキャヴィクまで。小さなカフェでもハッスルグリムス教会でも、 “世界一美味しい”と評判のホットドッグ屋でも、スペイン語にフランス語、その他聞きなれない言語が前から後ろから聞こえてくる。今、アイスランドは世界の中で最も魅惑的なデスティネーションのひとつなのだ。そのことは旅の間中、ずっと感じたことだった。理由はもちろん、他では見られない魅惑的な風景の数々にある。今回の旅の目的地は、氷河のある南ではなく、北にある第二の都市アークレイリ。国道1号線をひた走り、ときたま現れるガソリンスタンドに寄り、しばしば目を奪われるような絶景を撮影しながら走った。取材を快諾してくれた馬農家の家族の家へ向かう。北の果てで、人びとはどんな暮らしをしているのだろう? 迎えてくれた少女とその家族は、美しいアイスランドホース100頭と暮らしていた。馬を愛してやまないその笑顔に心を打たれる。手元の時計は17 時を指している。太陽はまだまだ高い。

7.25 10:00

Siglufjörðurt

レイキャヴィクへ戻る日。行きに来た道をなぞるのはもったいないと、1号線から82号線へちょっと寄り道。美しい海岸線を走りながら到着したのが、シグルフィヨルズル。バレーボールを楽しむ家族に出会えた。

アイスランド、北極圏近くの街まで。

 アイスランドの玄関口、ケフラヴィーク空港。<Seiko Astron>で現地時刻に調整する。フィンランドとの時差は3時間。針は3時間巻き戻った。ちょっと得したような気分だ。
 車を借りて、レイキャヴィクまで。小さなカフェでもハッスルグリムス教会でも、 “世界一美味しい”と評判のホットドッグ屋でも、スペイン語にフランス語、その他聞きなれない言語が前から後ろから聞こえてくる。今、アイスランドは世界の中で最も魅惑的なデスティネーションのひとつなのだ。そのことは旅の間中、ずっと感じたことだった。理由はもちろん、他では見られない魅惑的な風景の数々にある。今回の旅の目的地は、氷河のある南ではなく、北にある第二の都市アークレイリ。国道1号線をひた走り、ときたま現れるガソリンスタンドに寄り、しばしば目を奪われるような絶景を撮影しながら走った。取材を快諾してくれた馬農家の家族の家へ向かう。北の果てで、人びとはどんな暮らしをしているのだろう? 迎えてくれた少女とその家族は、美しいアイスランドホース100頭と暮らしていた。馬を愛してやまないその笑顔に心を打たれる。手元の時計は17 時を指している。太陽はまだまだ高い。

SBXB137
世界に挑む人へ。GPS衛星電波をキャッチし、現在地時刻にすばやくアクセスする実用性と洗練されたデザインが、大人の遊び心を刺戟する。
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