回転ベゼルを回すことで、24時針で別の時間が読み取れます。
24時針を時分針の24時として合わせている場合
<回転ベゼルを回す方向と量は、下記の方法で求められます>
[回転ベゼルを回す方向と量] Eは、
[24時針のUTCからの時差C]-[これから知りたい地域のUTCからの時差D]
で求められます。
E = C - D
この例では、24時針が日本時間に合っていますので、C =+9
-
1つの例として、これから知りたい地域がUTCとすると、UTCからの時差が「0」ですから、
D = 0
E = C - D =(+9)-(0)=+9
回転ベゼル目盛りで、UTCが「1:00」と読めます。 -
その他の例として、これから知りたい地域が「ロサンゼルス」とすると、UTCからの時差が「-8時間」ですから、D =-8
E = C - D =(+9)-(-8)=+17
右回転で17時間回します。(結果:左回転で7時間でも同じです)
ロサンゼルス時間で「17:00」と読めます。
Eが「+」のときは、回転ベゼルを右回転、「-」のときは左回転させます。
この使用用途が不要になった場合、回転ベゼルは元の位置「24」マークを12時位置に戻してください。
24時針を異なる地域の時刻に合わせてある場合
回転ベゼルを回すことで、3つの時刻を読み取ることができます。
【例】 時分針で日本時間午前10時08分を表示し、24時針でパリの時刻を表示させている場合
24時針が合わせてある「パリ」のUTCからの時差C=+1
これから知りたい「バンコク」のUTCからの時差D=+7
E=C-D=(+1)-(+7)=-6
回転ベゼルを左に回して合わせます。
世界の主な地域の時差一覧
都市表示 |
代表都市名 |
日本からの時差 |
GMTからの時差 |
その他の都市 |
---|---|---|---|---|
WLG |
ウェリントン |
+3時間 |
+12時間 |
フィジー諸島、オークランド |
NOU |
ヌーメア |
+2時間 |
+11時間 |
ソロモン諸島 |
SYD |
シドニー |
+1時間 |
+10時間 |
グアム島、ハバロフスク |
TYO |
東京 |
±0時間 |
+9時間 |
ソウル、平壌 |
HKG |
香港 |
-1時間 |
+8時間 |
マニラ、北京、シンガポール |
BKK |
バンコク |
-2時間 |
+7時間 |
ジャカルタ |
DAC |
ダッカ |
-3時間 |
+6時間 |
|
KHI |
カラチ |
-4時間 |
+5時間 |
タシケント |
DXB |
ドバイ |
-5時間 |
+4時間 |
|
JED |
ジッダ |
-6時間 |
+3時間 |
メッカ、ナイロビ、イスタンブール |
CAI |
カイロ |
-7時間 |
+2時間 |
アテネ |
PAR |
パリ |
-8時間 |
+1時間 |
ローマ、アムステルダム |
GMT |
ロンドン |
-9時間 |
±0時間 |
|
PDL |
アゾレス諸島 |
-10時間 |
-1時間 |
|
RIO |
リオデジャネイロ |
-12時間 |
-3時間 |
|
SDQ |
サントドミンゴ |
-13時間 |
-4時間 |
|
NYC |
ニューヨーク |
-14時間 |
-5時間 |
ワシントン、モントリオール |
CHI |
シカゴ |
-15時間 |
-6時間 |
メキシコシティー |
DEN |
デンバー |
-16時間 |
-7時間 |
エドモントン |
LAX |
ロサンゼルス |
-17時間 |
-8時間 |
サンフランシスコ |
ANC |
アンカレッジ |
-18時間 |
-9時間 |
|
HNL |
ホノルル |
-19時間 |
-10時間 |
|
MDY |
ミッドウェー島 |
-20時間 |
-11時間 |
|
印の地域ではサマータイムが導入されています。(2018/10月現在)
サマータイムは時差+1時間で、夏の間に時刻を1時間進めて、昼間の時間を長くする制度です。
時差、およびサマータイムは、国または地域の都合により変更される場合があります。