
出来事
セイコーのルーツである「服部時計店」が創業。
1881年に「服部時計店」は創業し、おもに中古時計の修繕と販売から事業を開始しました。
1881
The history of Seiko watches
出来事
1881年に「服部時計店」は創業し、おもに中古時計の修繕と販売から事業を開始しました。
1881
出来事
よりよい時計を自社で製造したいとの思いから、1892年、時計製造工場「精工舎」が設立されました。当初は人力による原始的な工作機械により製造を行なっていましたが、工場設立から約2ヶ月後には、掛時計1ダースの製造に成功したといわれています。まさにこれが、セイコーの時計作りの歴史の幕開けです。
1892
歴史的モデル
1894年に勃発した日清戦争による好景気に後押しされ、生産能力が著しく向上し、業績を伸ばしました。その中で、掛時計に次いで開発に着手したのが懐中時計でした。技術陣は輸入品の懐中時計をベースに試作・研究を重ね、1895年、セイコー初の懐中時計「タイムキーパー」を完成させました。
1895
歴史的モデル
大正初期、日本には少量の腕時計が輸入されていましたが、まだ懐中時計が主流の時代でした。しかし、やがて来るであろう腕時計の時代に備え、セイコーは腕時計の試作・研究を続けました。そして、1913年、国産初となる腕時計「ローレル」を完成させました。しかし、当時の技術では、小さい腕時計の製造は困難を極め、懐中時計の生産が1日200個程度だったのに対し、ローレルは1日30個程度の生産が限度だったといわれています。
1913
歴史的モデル
1923年、関東大震災により社屋や工場は全焼。新たなスタートをきるべく、震災直後から復興に取り掛かり、翌年の12月に腕時計の販売が再開します。その時計には「精巧な時計を作る」という精工舎創業時の原点に立ち返るという想いを込めて、初めて『セイコー』ブランドが冠されました。
1924
1929年に当時の江木鉄道大臣(浜口内閣)によって、懐中時計「セイコーシャ」が鉄道時計として指定されました。それまで採用されてきた欧米製の懐中時計と比較検討された結果、このセイコーシャが採用されることとなりました。また、同じ年に、電話交換手が通話時間を計るために使用した交換時計としても採用されました。このように「セイコーシャ」は、精度、品質などの面で非常に優秀であると実証されました。
1929
出来事
現在の和光本館として知られる服部時計店本館が銀座四丁目に完成。ネオルネッサンス様式を採用した建物とその時計台は、いまなお銀座のシンボルとして人々を魅了しています。
1932
出来事
1951年、日本で初めてのラジオコマーシャルを、そして1953年に初の民間テレビ局(現・日本テレビ)が開局すると、民放テレビコマーシャル第1号としてセイコーの時報CMが放映されました。本来は正午に放送されるはずでしたが、フィルムが裏返しに掛けられてしまったためにわずか3秒で中止されるというハプニングがあり、同日夜7時に第2号CMとして放映されました。
1953
海外では1940年代に、いくつかのメーカーから自動巻腕時計が商品化され、自動巻時代に入っていました。日本において初めて自動巻腕時計を商品化したのはセイコーで、それが、1956年に発売した「オートマチック」でした。当時の小売価格は13,500円でしたが、それまでの男性用手巻腕時計の中心価格帯が4,000円台でしたので、自動巻腕時計は高価なものでした。
1956
歴史的モデル
この年誕生した「マーベル」は、従来のモデルよりもムーブメントの外径を大きくしたことによって、精度と品質、生産性が大幅に向上し、次世代を担う商品として注目を集めました。この高品質のムーブメントは、やがて国産の自動巻腕時計の普及の先駆けとなる「ジャイロマーベル」のベースとなったのです。
1956
歴史的モデル
ぜんまいの巻上げにセイコーが開発したマジックレバーを初めて搭載した自動巻腕時計。マジックレバーは回転錘の両方向の動きを効率良く伝える”爪レバー方式”の画期的な自動巻機構。巻上げ性能が高く構造もシンプルなため、瞬く間に世界を席巻し、自動巻腕時計の大衆時代を切り拓きました。
1959
歴史的モデル
大いに生産数を伸ばした1950年代、腕時計の機種を広げるとともにセイコーとしての最高の精度を追求する機運が高まり、組立・調整、外装仕様、検査などに当時の最高の技術・技能を盛り込んだ、セイコーの頂点モデルとして1960年に誕生したのが「グランドセイコー」でした。スイス公認歩度検定局のクロノメーター優秀級基準に準拠する、社内の厳密な精度検査に合格したもののみ商品化され、歩度証明書つきで販売されました。当時の価格で25,000円以上(大卒会社員の初任給平均額のおよそ二倍)という高価なものにもかかわらず、非常によく売れました。
1960
歴史的モデル
1963
歴史的モデル
1963
歴史的モデル
59年放送局にセイコーが納入したクオーツ時計の大きさはワードローブほどの大きさがあり、数々の技術的なハードルから小型化は不可能と考えられていました。しかしながら東京オリンピックに向け技術開発を進め、2本の電池で作動し携帯可能なクリスタルクロノメーターが完成し、63年に市販されるに至りました。翌64年には東海道新幹線の運転台に小型クオーツクロックが採用されています。
1963
歴史的モデル
1964
歴史的モデル
1964年に発売された、国産初のGMT24時針とワールドタイム表示機能の付いた腕時計。昼夜が一目でわかるよう黒と青に色分けされた表示が斬新なデザインです。
1964
歴史的モデル
この年1965年に発売された国産初のダイバーズウオッチは、自動巻で、150m防水仕様でした。当時、ダイバーズウオッチといえば、ごく少数の海外ブランド品しかない時代に発売されたこのモデルは、一躍、日本の若者の憧れの的になりました。そして、このモデルを皮切りに、信頼性や耐久性を第一に追求するセイコーの特殊時計の開発が始まりました。
1965
歴史的モデル
1965年に発売された国産初のダイバーズウオッチよりも高い防水性能を目指して、裏ぶたとケースが一体化した「ワンピース構造」を採用し、風防もハードレックスガラスを用いることによって、耐久性、信頼性をさらに高めた300m防水仕様のモデルを、1967年に発売しました。このモデルは、装着感をよくするために、りゅうずを4時位置に配しました。
1967
出来事
1967
歴史的モデル
1968
世界初 歴史的モデル
1969
歴史的モデル
1969
歴史的モデル
1969
世界初 歴史的モデル
1969
世界初 歴史的モデル
1973
出来事
1974
歴史的モデル
1974
世界初 歴史的モデル
1975
世界初 歴史的モデル
1968年、深海作業に従事される方から「水深350mの海底での一週間にわたる作業に使える腕時計が、今の世の中にはない。」という一通の手紙が届きました。セイコーはこのダイバーに応えるべく研究を始め、多くの実験・試作を繰り返しました。そして1975年、長時間に渡る飽和潜水に耐え得る安全性、耐久性を実現した「プロフェッショナルダイバー600m」を完成させました。
1975
世界初 歴史的モデル
このモデルは同年、日本大学隊および植村直己氏が北極探検に使用。さらに、1983年海洋科学技術センター(現在の海洋研究開発機構)の潜水調査船「しんかい2000」によって水深1062mの環境に耐えられることも実証されました。その後、1986年には、1000mの防水仕様に強化したモデルを発売し、その頑健な構造ゆえに、現在にいたるまで仕様変更なく生産し続けています。
1978
出来事
1970年代、市場において高級志向と低価格志向の二極化が進む中、セイコーブランドとは別に高級ブランドとして誕生したのがCREDORでした。一方、低価格志向で多様化する需要にスピーディーに応えるため、1979年にALBAブランドが誕生しました(ALBAとは、イタリア語で「夜明け、黎明、始まり」の意)。ALBAによって、若者を中心に今まで以上に腕時計が普及し、誰もが腕時計を持つ時代になりました。
1979
世界初 歴史的モデル
1982
世界初 歴史的モデル
1982
歴史的モデル 出来事
1982
世界初 歴史的モデル
1973年に世界初の6桁表示デジタルウオッチを商品化して以来、時刻以外の情報も表示する腕時計、いわば「腕に着ける情報機器」の開発を進めたセイコーは、1983年、録音再生機能付きウオッチ「ボイスノート」を発売しました。最大8秒間(アナウンサーの読むニュース原稿で約50字に相当)の録音が可能な他、設定した時刻が来ると音声で用件を伝えたり、電話中のメモ代わりに使用するなどの使い方が出来ました。
1983
世界初 歴史的モデル
5/100秒計測、30分計、スプリットタイム計測のストップウオッチ機能とタキメーターを備えた世界初のアナログクオーツ クロノグラフ。イタリアを代表するカー&インダストリアル・デザイナー、ジョルジェット・ジウジアーロによるデザインで登場しました。
1983
歴史的モデル
1983年に発売されたジウジアーロのモデル中、もっとも高い人気を獲得したデジタル・クロノグラフ。右に20度傾斜したドーム型の液晶デジタルディスプレイが斬新でした。機能も多彩で、ロータリースイッチが組み込まれたベゼルを回転させることで、ストップウオッチ、アラーム、タイマーのモード選択ができました。
1983
世界初 歴史的モデル
1984
出来事
1986
歴史的モデル
1986
世界初 歴史的モデル
1986
出来事
1987
世界初 歴史的モデル
1988
世界初 歴史的モデル
1990
世界初 歴史的モデル
1990
歴史的モデル
1993
出来事
1995
世界初 歴史的モデル
1995
歴史的モデル
1996
歴史的モデル
1996
歴史的モデル
1998
歴史的モデル
セイコーは自動巻発電クオーツによって、クオーツウオッチから電池交換を解消しましたが、一方、時刻修正、日付修正を長期にわたって解消するウオッチを商品化しました。それが1998年発売の「パーペチュアルカレンダー」です。年差±20秒の高精度で、10年間(女性用は5年間)もの長い電池寿命を実現し、さらに2100年2月末までカレンダー修正を不要にしました。
1998
歴史的モデル
1998年、セイコーは新たな腕時計の形として、腕に着けた時の体温と外気温との温度差によって発電してエネルギーにするクオーツウオッチ「サーミック」を発売しました。熱をエネルギーに変換して、フル充電で約10か月間駆動するサーミックは、電気エネルギーによって動くクオーツウオッチの宿命を様々な新しい時計の形に変換して表現する、セイコーの高い創造力と技術力を象徴したモデルの一つでした。
1998
世界初 歴史的モデル
腕時計の精度は、セイコーが商品化したクオーツウオッチによって飛躍的に向上しましたが、その一方でセイコーは、機械式時計の調速機構を、クオーツとICの制御に置き換える研究を始めていました。そして1999年、それが「スプリングドライブ」として結実しました。クオーツと同等の高精度を実現する機械式時計という、世界初で唯一無二の、セイコー独自の次世代の機械式時計が誕生したのです。
1999
1999
歴史的モデル
2000
歴史的モデル
ぜんまいで駆動、発電し、クオーツで制御するウオッチ「スプリングドライブ」に、自動巻機構が備わった実用的なムーブメントが加わりました。ただ単に自動巻の性能を加えただけでなく、従来のスプリングドライブや一般的な機械式時計の連続駆動時間の約1.5倍にあたる最大約72時間連続駆動という長時間持続を実現し、実用時計の最高峰を目指すグランドセイコーに搭載されました。
2004
出来事
東北・岩手に雫石高級時計工房を設立。部品製造から完成品の組立までを行い、グランドセイコーやクレドールなどの高級メカニカルウオッチの一貫生産を行える国内有数の専門工房です。
2004
出来事
人々の生活を変えた歴史的偉業に贈られる、「IEEE(アイトリプルイー)マイルストーン賞」をクオーツアストロンが受賞。同じく受賞しているトランジスタやインターネットなどと肩を並べる偉大な発明品として認定されました。
2004
世界初 歴史的モデル
アナログ式ソーラー電波時計として世界初となる、日本、アメリカ、ドイツの3エリアの標準電波を受信可能な電波時計「ワールドタイムソーラー電波時計」を発売しました。電波を受信しないエリアでも、簡単な操作でそのエリアの時刻に時差修正できるので、その端正なデザインとともに、国際派ビジネスマンに最適な電波時計となりました。
2005
セイコー独自の自動巻発電クオーツ「キネティック」に、2100年までカレンダー修正が不要なパーペチュアルカレンダー機能が備わった「キネティック パーペチュアル」を発売しました。使わない時には時計自らが針を止めて電力消費を抑え、再び使い出すと針が現在時刻に復帰する「オートリレー機能」も備えています。12時位置に大きく配置された日付表示をはじめとする多彩なカレンダー表示もこの商品ならではの特徴です。
2005
世界初 歴史的モデル
2006
歴史的モデル
2006
2007
歴史的モデル
41年振りに新規開発された自動巻10振動メカニカルムーブメント「キャリバー9S85」を搭載。動力ぜんまい、ひげぜんまい、脱進機(アンクル、がんぎ車)といった機械式ムーブメントの主要部品を開発し、毎時36,000振動という高速振動のてんぷは外乱(外部からの衝撃など)の影響を低減し、より安定した高精度を実現しました。
2009
歴史的モデル
世界で初めて宇宙で使用するために開発設計し、その高い性能が宇宙空間で実証されたウオッチ<セイコー スプリングドライブ スペースウォーク>と同じ仕様の記念限定モデル。ケース本体には軽量で強度の高い素材「ブライトチタン」を用い、宇宙空間で起こる急激な温度変化に耐えうる、新たに開発された特殊な素材のパッキンを採用することで高い気密性を実現しました。2010年度ジュネーブ時計グランプリスポーツウオッチ部門賞受賞。
2010
世界初 歴史的モデル
通常のデジタルウオッチに対し約3倍の高精細(300dpi)表示による自由なデジタル表現と、広い視野角で視認性を向上させながら、消費電力を抑え、外部の充電器等を必要としない腕時計。約7万2千個のドットによる表現力豊かな書体や4階調の奥行きのあるグラフィック表現を駆使することで、デジタルウオッチとしての情報表現を飛躍的に進化させ、利便性を向上させました。
2010
歴史的モデル
2011
世界初 歴史的モデル
セイコーは、世界初、全タイムゾーンに対応したGPSソーラーウオッチ<セイコー アストロン>を発売しました。 「世界中のどこにいてもすばやく現在地の正確な時刻を表示し」、「光がある限り止まらない」という究極の実用機能を備え、1969年にセイコーが世界に先駆けて発売したクオーツ腕時計に次ぐ第二の革命ともいえる腕時計です。 <セイコー アストロン>は、GPS衛星のシグナルをキャッチすると、秒針が回って捉えた衛星の数を示し、受信の状況を目でみて確かめることができます。それは2万キロ上空のGPS衛星とのつながりを腕の上で体感する特別な一瞬です。そんなワクワクする瞬間をユーザーに提供する技術を、私たちはエモーショナルテクノロジーと呼び、実用性とともに腕時計に不可欠な価値として追及しています。
2012
出来事
世界でもまだ珍しかった腕時計を、日本で初めて世に送り出してから一世紀。歴史を大きく変えたクオーツ式腕時計や世界初となるGPSソーラーウオッチ。そして、高精度を追求した機械式時計など。セイコーは常に時代の一歩先を行く腕時計をつくってきました。すべての人が正確な時間を手にするために。 そして、その「時」をより豊かにするために。セイコーはこれからも進みつづけます。
2013
歴史的モデル
2013
出来事
2014
歴史的モデル
キャリバー6830はセイコー初のトゥールビヨンムーブメント。長年にわたり培ってきたメカニカルムーブメント製造のノウハウを生かした設計上の工夫により、ベース部分の厚さは僅か1.98㎜、キャリッジ(回転するてんぷの部分)を含めても厚さは3.98㎜、直径は25.6㎜と、世界最小体積(2016年1月時点当社調べ)を実現。 「FUGAKU」は「富嶽三十六景」からインスピレーションを得たダイナミックな日本の美意識が表現されており、トゥールビヨンの特性である時計としての精度向上のみならず、美しい動きがクレドールならではの匠による工芸要素と融合することで、芸術的ともいえる領域まで進化したモデルです。
2016
出来事
グランドセイコーは1960年の誕生以来「セイコーの最高峰」として進化を続けてきました。そして2017年、グランドセイコーはセイコーとは異なる別の高みを目指し、独立したブランドとして第二の創生をスタートしました。 独立化に伴いすべてのグランドセイコーに、セイコーではなく「Grand Seiko」のロゴが冠されることになりました。
2017
出来事
高級ドレスウオッチ<クレドール>は2019年ブランド誕生45周年を迎えました。この機にクレドールはセイコーブランドから独立し、2017年に独立したグランドセイコーに続く二つ目の柱として、ラグジュアリーブランドの強化をはかることになりました。
2019
出来事
本格スポーツウオッチブランド<セイコー プロスペックス>のハイエンドコレクション「LX(ルクス)ライン」の SBDB027が11月7日スイス ジュネーブ市テアトル・デュ・レマンで開催された2019年度ジュネーブ時計グランプリ(Grand Prix d‘Horlogerie de Genève)において「ダイバーズウオッチ」部門賞(Diver’s Watch Prize)を受賞。 プロスペックスブランドとしては、2018年度の「マリーンマスター プロフェッショナル 1968 メカニカルダイバーズ 復刻デザイン」の「スポーツ」ウオッチ部門賞に続き2年連続受賞を達成しました。
2019
出来事
2021