SEIKO PROSPEX
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再び俳優としてのキャリアをリ・スタートさせた坂口憲二だが、コーヒーブランド「The Rising Sun Coffee」の経営者としても絶好調。「Keep Going Forward」をメッセージとするセイコー プロスペックスを腕に、オンリーワンの存在を目指してスタッフたちと前進し続ける。

チームとしての成熟が、組織を強固にする

ー今年で5年目を迎えた「The Rising Sun Coffee」は、豆を取り扱うお店も増え、鶴見に3つ目の直営店をオープンさせた。

「正直なところ、ここまでの規模になるとは考えてもいませんでした。そもそもコーヒーの仕事を始めたころは、自己満足でもよかった。そのかわりに、絶対にオンリーワンでいたいし、そういうものを作ってやる! みたいな気持ちだけでしたね。最初は、色々なコーヒー屋さんに行ったりとか、コーヒーの本が出たらすぐ買って読んだりとか、知らないことがあったらバリスタの成澤敬介さんに聞きに行ったり。でもそういう時間が楽しかった。そして色々な蓄積の中から生まれた、こういうコーヒー屋さんやってみたいというイメージをちょっとずつ整理していって、なんとか形になったかな」

ーしかも会社を立ち上げた当時は、“坂口憲二”という看板は使わず、本気で味で勝負した。そして少しずつファンを増やしながら、今の状況へと少しずつ歩んできた。

「会社としては、だいぶ落ち着いてきました。チームとして成熟しつつあり、任せられるようにもなってきましたね。……なんていうとカッコいいのですが、まあ『自分が頼りないから、みんなでなんとかしてよ』っていうぐらいの感覚ですね。僕は焙煎士として裏方に回って、経営や店の運営はある程度好きにやっていいよってスタンスの方が、みんながクリエイティブなことをやってくれる。実際に僕よりコーヒーに詳しいし、コーヒーが好き。うちのスタッフは、本当に心強いですよ」

スピードタイマー SBER001

「1/100秒単位で計測できるだなんて、それだけですごいこと。他にはない計時技術への探求心も含めて、唯一無二の個性があります」と坂口。4つの表示を持ち、6時位置が時分針。クロノグラフを起動させると、3時位置の針が猛スピードで回転し、1/100秒を計測する。セイコー プロスペックス「スピードタイマー SBER001」。クオーツ(ソーラー)、SSケース、日常生活用強化防水(10気圧)、ケース径42㎜、ケース厚12.9㎜。121,000円 製品の詳細はこちら ≫

焙煎に自信を持てるきっかけになった豆(アフターサーフ)をはじめ、こだわりの商品が並ぶ。オリジナルグッズはコーヒーカップやグラスだけでなくアパレルも人気だ。

人と人とのつながりがアイデアを生み出す

ーしかしビジネスの規模が拡大することは、素晴らしいことだけではない。

「店舗が増えると、どうしてもスタッフがバラバラになってしまう。昔は新宿の1店舗で、みんな仲良くやっていたので、お互いの調子の良し悪しも空気感でわかる。しかし3店舗になると、みんなで集まる機会が減ってしまう。コミュニケーション不足がストレスになることも少なくないですし、膝をつき合わせて話す機会が大事だなって。だからこそ、スタッフ間のコミュニケーションをうまく引き出すのが僕の仕事でもあるんです。なるべく均等にすべての店舗に顔を出して、30分でもいいからスタッフと話す。それを心がけています」

ーそういった壁を作らないコミュニケーションから、新しく生まれるものもある。

「今シーズンのブレンドコーヒー『GO YOSHUN BLEND』(ゴー!ヨウシュンブレンド)は、スタッフの発案から生まれました。鈴木耀竣(すずきようしゅん)は僕の知人の子で、プロサーファーを目指しており、たまにお店でもバイトしてもらっています。スタッフたちは彼と一緒に働くうちに、応援してあげたいって思ったのでしょう。それで売り上げの一部を活動費用にするコーヒーはどうかと提案されたのがきっかけです。こういう新しい商品コンセプトが生まれるのは、ライフスタイルが充実しているからこそでしょう。自分でもそうであるように心がけていますし、スタッフにも毎日を楽しめっていいますね。休日はなるべくコーヒーとも距離を置けとかね。その方が人としての幅が出てくるし、よいアイデアが浮かぶんじゃないかな」

「ドラマ『風間公親-教場0-』でも着用している時計です。ダーク系の衣装が多いので、白×黒のダイヤルがアクセントになるんです」パンダダイヤルと呼ばれる配色は人気が高い定番なので、いつまでも愛していける。セイコー プロスペックス「スピードタイマー SBDL085」。クオーツ(ソーラー)、SSケース、日常生活用強化防水(10気圧)、ケース径39㎜、ケース厚13.3㎜。99,000円製品の詳細はこちら ≫

オンリーワンであることを追求し続ける

ー休業前に芸能の仕事をしている時は、休日のサーフィンがオフの楽しみのひとつだったが、今は少し違うという。

「今はオンとオフの境界が曖昧ですね。むしろ、それが馴染んでいる感じが心地いいし、あんまりそういうことを意識しなくなりました。場面ごとに気持ちを切り替えられるようになったともいえますね」

ーそんな坂口が、“頭を空っぽにする”ために乗るのが、カスタムバイクだ。

「免許を取ったのは、3~4年ぐらい前。他にはない凝ったものに乗りたかったので、波を求めてバイクで道なき道を行く…。そんな映画のワンシーンのイメージをショップに伝えてカスタムしてもらいました。千葉の海沿いを軽く走ることが多いですね。バイクはやっぱり風がいい。木々の香りや潮の香りなどを感じながら、ゆっくりと走るのが楽しい。ちょっと気持ちがオープンになるのかな? 逆にその空いた頭の中に、アイデアが浮かんでくることも少なくないんです」

ー唯一無二の個性。それは坂口が常に求めるものでもある。オンリーワンのブレンドコーヒーを求めたのも、世界に一つだけのカスタムバイクを作ったのも、人がやらないこと、面白いことをやりたいという気持ちがあるから。だからセイコー プロスペックスのクロノグラフ スピードタイマーを愛用する。

「クロノグラフが好きなんです。役者の仕事でも衣装として着けるくらい、デザインや存在感が好きですね。でも時計って不思議ですよね。機能としては、時間を知るためのものですが、色や機構によって全然違うものになる。だからセイコー プロスペックスのように、意味のあるもの、物語のあるものを長く使っていきたいって思いはあります。そして使いこむほどに味わいが増していき、それこそ自分だけのオンリーワンになる過程も楽しみたいかな」

ー俳優の世界でオンリーワンであった坂口は、次なるオンリーワンを目指してコーヒーの世界に飛び込み、よき仲間とともに挑戦を続けている。そんな理想のワークライフバランスで生きる坂口は、人々が憧れる存在となっている。

速度を計測するためのタキメーター目盛りをベゼルに配置。全体をシックなネイビーにまとめているため、2色に切り替えたベゼルや針の赤がアクセントになる。手元が映える時計だ。セイコー プロスペックス「スピードタイマー SBDL097」。クオーツ(ソーラー)、SSケース、日常生活用強化防水(10気圧)、ケース径41.4㎜、ケース厚13㎜。103,400 円 製品の詳細はこちら ≫

坂口 憲二

坂口 憲二(さかぐち・けんじ)

1975年東京都出身。モデル、俳優を経て、現在はコーヒーの焙煎士として活動。2018年にコーヒーブランド「The Rising Sun Coffee」を立ち上げ、コーヒー店を千葉、東京、神奈川、およびECサイトで展開中。さらにグッズやアパレルの開発にも力を入れている。そして再び雑誌やCM、ドラマなど、活動の幅を広げつつある。

本記事で紹介したモデル

  • セイコー プロスペックス スピードタイマー ソーラークロノグラフ SBER001

    セイコー プロスペックス スピードタイマー ソーラークロノグラフ SBER001:クオーツ(ソーラー)、SSケース、日常生活強化防水(10気圧)、ケース径42㎜、ケース厚12.9㎜。121,000円

  • セイコー プロスペックス スピードタイマー ソーラークロノグラフ SBDL085

    セイコー プロスペックス スピードタイマー ソーラークロノグラフ SBDL085:クオーツ(ソーラー)、SSケース、日常生活強化防水(10気圧)、ケース径39㎜、ケース厚13.3㎜。99,000円

  • セイコー プロスペックス スピードタイマー ソーラークロノグラフ SBDL097

    セイコー プロスペックス スピードタイマー ソーラークロノグラフ SBDL097:クオーツ(ソーラー)、SSケース、日常生活強化防水(10気圧)、ケース径41.4㎜、ケース厚13㎜。103,400円