セイコー プレザージュは、100年を超えるセイコーの腕時計づくりの伝統を継承し、世界に向けて日本の美意識を発信するウオッチブランドです。機械式腕時計に関心の高い人々から、その独自の世界観が高い評価を得ています。
本モデルは、プレザージュと、永く愛用できるもの作りを目指す日本のブランド「ポータークラシック」とのコラボレーション限定モデルです。
ポータークラシックとの商品開発の議論を進める出発点としてキーコンセプトとなった「クラシック」。ポータークラシックがブランド設立以来掲げる「世代を超えて愛されるもの」への強い思いは、日本の職人の技や伝統技術を機械式腕時計によって世界に発信するセイコー プレザージュと共通するものです。今回、共に日本のクラシックを探究する中で、克幸氏からは懐中時計やセイコーの名作へのリスペクトからさまざまなアイデアが生まれ、本作に結実しました。
「メイドインジャパンの価値を世界基準に。」
孫の代にも愛される、安心で感動ある商品作りをコンセプトに掲げる。
「芸術」「旅」「文化」「歴史」「技術」など様々な背景から表現を行い、
心や直感で感じ取れるものごとの良さを披露していく。
次世代へ手作りの良さを伝承し、
常に進化し続けることがPORTER CLASSICの使命。
本作のデザインソースに選んだのは、シンプルでありながら個性的なダイヤルデザインを持つ「ローレル」です。
大正初期、懐中時計が主流の時代に、セイコーは、いち早く腕時計の試作・研究を続け、1913年、国産初の腕時計「ローレル」を完成させました。本作は、日本の腕時計の原点である「ローレル」の特徴をふんだんに取り入れています。
国産初の腕時計「ローレル」
懐中時計のような初代「ローレル」のフォルムを踏襲し、本作はそのふっくらとした独特な形状とプロポーションを表現しています。ダイヤルは初代「ローレル」と同じく、琺瑯(ほうろう)を採用。ポータークラシックならではの特別仕様として、克幸氏が「いい顔してる」と評するシックな黒琺瑯をセレクトし、存在感のあるデザインに仕上げました。琺瑯職人の横澤満氏の卓越した技によって一枚一枚作られています。また、かん(ラグ)部分の試作を重ね、懐中時計のボウ(チェーンや紐を取り付ける輪状の部品)から着想を得た丸みのある可動かんを開発しました。
ローレルでは秒針が配されていた6時位置には、24時間表示のサブダイヤルを配置し、時分針、24時針は当時と同じく繊細な形状を採用。ダイヤルに印刷されたアラビア数字も、オリジナルの書体を忠実に再現。さらに、裏ぶたには、ポータークラシック創業時のロゴとシリアルナンバーをマーキングしました。
このモデルに合わせてコードバン製の引き通しストラップを開発し、黒いストラップの他に、付け替え用の茶のストラップを付属しています。なお、ストラップはケースのかん幅に合わせた細さですが、ケースに接する部分はやや幅を持たせ、着け心地を考慮したデザインにしています。また、通常のストラップよりも穴の数を増やして長さの調整域を広げているため、ユニセックスで使用できます。
大切なものを保管するために、日本で古くから重用されてきた桐箱をベースに、ポータークラシックの世界観を黒塗りで表現した特製ボックスを製作しました。日本古来の「重ね」の文化を取り入れた、二段の重箱仕様になっており、腕時計と付け替え用ストラップをそれぞれ収納することができます。
この製品は、セイコーウオッチサロン専用モデルです。