Seeking the Origins of Presage Craftsmanship in Ibaraki

セイコー プレザージュの職人技  その起源を求めて
茨城編

時によって磨かれた匠の技と日本の美意識を
世界に発信し続けるセイコー プレザージュ。
唯一無二の価値と美の起源を求めて、至高の
琺瑯ダイヤルが生まれる豊かな自然と文化の地、
茨城を訪れる旅へご案内します。

セイコー プレザージュ
クラフツマンシップシリーズ
琺瑯ダイヤルモデル

時を超えて愛され続ける、
強く美しい匠の技

温かみのあるなめらかな質感とやわらかな光沢、時を経ても褪せない色合い。日本を代表する琺瑯職人とセイコーが技術と知見を結集させて創りあげた「セイコー プレザージュ琺瑯ダイヤルモデル」。腕にまとった瞬間から実感する本物の美しさと心地よさ、研ぎ澄まされた匠の技を身に着ける誇り。
世代を超えて愛し続けられるジャパンクオリティーを、今こそ選んでみませんか。

多様な魅力に満ちた土地から生まれる、世界品質

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多様な魅力に満ちた土地から生まれる、
世界品質

西洋では紀元前から作られ、日本には飛鳥時代に伝わったとされる琺瑯。耐久性・耐食性・色合いと光沢の永続性などに優れ、奈良時代の正倉院の十二稜鏡をはじめ、江戸時代には刀のつばや印籠など美術的な装飾に用いられました。明治以降になると鍋や食器など実用品に琺瑯が使われるようになり、強度などの品質を進歩させながら、浴槽、建材、医療器具など多くの分野で活用されています。

水と緑の豊かな自然が広がる茨城県は、農林水産物の一大生産地としてだけでなく、都心へのアクセスの良さから工業立地実績も全国トップを誇る日本経済の重要拠点。
この地で熟練の職人たちの手によって丹念に紡がれてきた琺瑯の技術が、プレザージュ琺瑯ダイヤルに余すことなく注がれています。日本の産業を支え、文化と歴史が香る土地でもある茨城の多様な魅力を巡ってみましょう。

  • 江戸時代の豊かな文化が香る場所

    江戸時代、旧水戸藩の藩校として、第9代藩主・徳川斉昭により開設された弘道館(こうどうかん)。全国一の規模を誇る文武両道の教育施設として、藩士とその師弟たちが儒学・天文学・数学・音楽、そして剣術や馬術・水泳など多彩な科目を学んでいました。斉昭が自ら指揮を執った建築は、正統な書院造ながら大らかで簡素な手法が用いられ、水戸藩の風格を感じさせる悠々とした趣に満ちています。国の重要文化財にも指定された端正な建物を巡れば、徳川家の家紋である三つ葉葵が刺繍された畳の上に、懸命に学ぶ藩士たちの姿を思い描くことができます。

  • 金沢の兼六園、岡山の後楽園と並ぶ日本三名園のひとつである「偕楽園」は、弘道館の約1年後に斉昭によって創設されました。表門を抜けると出迎えてくれる見事な竹林をはじめ、ツツジや萩、紅葉など四季折々の自然を堪能できるこの庭園は、約100品種3,000本を誇る梅の名所として知られ、早春には特に多くの観光客で賑わいます。中門近くにある「好文亭」は、藩内のさまざまな人々と偕(とも)に楽しむ場となるようにという思いを込めて建てられた、斉昭の別邸。木造3階建ての最上階からは、近くに千波湖、遠くに筑波山を望む絶景が見渡せます。

  • 白い帆に時代の風を受けて

    茨城県南部に位置し、日本で二番目に広い湖として知られる霞ヶ浦。明治〜昭和の時代には、ワカサギやシラウオなどを獲る帆引き船が百隻以上も湖面に浮かんでいたといい、冷蔵庫のない時代の保存食として佃煮や缶詰が人気を博しました。現在は、夏から秋にかけて観光用に操業される帆引き船。真っ白な帆を掲げ、筑波山から吹きおろす風を受けて滑らかに進む姿を見て、往時の湖の賑わいに思いを馳せることができます。

  • 総延長180㎞を誇る「つくば霞ヶ浦りんりんロード」は、日本を代表し世界に誇れるサイクリングルート。初心者でも手軽に楽しめる筑波山ヒルクライムコースや、中上級向けの霞ヶ浦一周コースまで、多くのサイクリストから高い評価を得ています。東京や成田空港からのアクセスが良いことに加え、コースの走りやすさやレンタサイクルの充実も人気の理由です。

  • 四季を通じて彩り豊かな花々が楽しめる、総面積約350haの広大な「国営ひたち海浜公園」。みはらしの丘では、春にはネモフィラが一面をブルーに染め、夏から秋にはコキアがライム・グリーンからチェリー・レッドに紅葉する絶景が人気です。海抜100mからの眺望が自慢の大観覧車をはじめ、多彩なアトラクションが揃った遊園地、林間アスレチック広場やバーベキュー広場、サイクリングコースなど、一日中いても飽きることのない魅力いっぱいのオアシスです。

  • 竜の伝説に導かれて、冒険と癒しの旅へ

    古い書物にも記され、竜が棲んでいたと言い伝えのある「竜神峡」。まるで竜がうねるように屈曲した竜神川の侵食作用によってできたV字型の渓谷は、原生林が残る美しい自然を満喫できるスポットです。
    100m下のダム湖を見下ろす迫力満点の竜神大吊橋では、日本有数の高さを誇るバンジー・ジャンプに挑戦。ハイキングの途中に立ち寄れる温泉施設やコテージも備えたキャンプ場など、冒険気分とリラクゼーションの両方が楽しめます。

  • 太古からの時間がつくった絶景

    日本三名瀑のひとつである「袋田の滝」。約1500万年前の海底火山の噴火や地殻変動によって、120mの高さから四段の岩盤を水が流れ落ちる滝が生まれたとされ、別名「四度の滝」とも呼ばれています。西行法師が「この滝は四季に一度ずつ訪れなければ真の風趣は味わえない」と絶賛したとも伝えられるように、季節ごとに趣が変わる眺めは圧巻です。

  • 隠れ里の湯けむり

    袋田の滝への道すがら、奥久慈の森に守られるかのように佇む袋田温泉へ立ち寄りましょう。平安時代に発見された由緒あるこの温泉は、古くから湯治場として知る人ぞ知る隠れ里。昔話の世界に迷い込んだような素朴な風情の中、身も心も解きほぐされるひと時を。

  • ブランド品種の蕎麦打ち体験

    常陸秋そばは、常陸太田市金砂郷地区の在来種から選抜し育成された茨城県のブランド品種。粒ぞろいが良く大きく美しい黒褐色の実が特徴で、10月頃から新蕎麦を味わうことができます。自分で打った蕎麦の芳醇な香りと甘みを堪能できる蕎麦打ち体験もおすすめです。

  • 鉄道が運んだ朝食の定番「水戸の納豆」

    昔ながらの日本の朝食といえば、炊きたてのごはんとお味噌汁、そして納豆。1889(明治22)年、鉄道の開通に伴って販売された「水戸の納豆」は、小粒で風味豊かな味わいが観光客に大好評で、今や茨城県を代表する全国ブランドとなりました。昔ながらのわらに包まれた「わらづと納豆」、切り干し大根を混ぜ込んだ「そぼろ納豆」、「経木納豆」などさまざまな種類があります。

七つの道具を持つ魚

「西のふぐ・東のあんこう」と並び称されるあんこうは、茨城の冬の味覚を代表する魚です。肝・胃・皮・ひれ・えら・卵巣・身は“あんこうの七つ道具”と呼ばれ、「あんこう鍋」はそれぞれの風味や食感を一度に味わえる贅沢な一品。コラーゲンたっぷりで低カロリーなため、女性にも人気です。

寒い冬に頬張りたいおやつといえば、やっぱり焼き芋。茨城県は全国2位のさつまいもの産地です。美しい皮色と濃厚な甘味、なめらかな食感が特長の「紅はるか」は、糖質の中でも麦芽糖をたっぷりと含んでいるので、しっかり甘くて後味はすっきり。あつあつの石焼き芋から立ち昇る湯気の向こうに、食べた人の幸せそうな表情が浮かびます。

  • 世界をリードする学園都市

    東京・秋葉原から「つくばエクスプレス」に乗ってわずか45分、成田空港に直結する道路など、国内外とのアクセスも抜群の「筑波研究学園都市」は、国の研究・教育機関などをつくば市に移転・新設する国家プロジェクトとして誕生した、日本最大のサイエンスシティー。JAXA筑波宇宙センターには、展示施設であるスペースドームがあり、国際宇宙ステーションの実物大モデルやロケット、人工衛星のモデルなども見学することができます。科学の未来を感じる街には、知的好奇心を刺激する学びと楽しさがいっぱいです。

“初心”を積み重ねて進化する、
研ぎ澄まされた美

琺瑯職人・横澤 満氏

琺瑯専門メーカーとして世界最高水準の品質を追求し続ける富士琺瑯工業株式会社「つくば工場」で、長年にわたり真摯に琺瑯と向き合い続けてきた横澤 満氏。わずか0.01mm単位の調整をしながら直径3cmほどの小さなダイヤルに極限まで美しく琺瑯を施すことのできる、日本でも稀有な職人の一人です。「初代ローレルから始まった琺瑯ダイヤルの技術は、プレザージュでさらに進化しています。より緻密で複雑なデザインに合わせて、琺瑯を塗布するスプレーガンを操る指先の加減も変わり、釉薬の調合も変えるなど、どんどん難易度が上がっていますから(笑)。琺瑯づくりは湿度や気温など天候にも大きく左右される作業なので、日々感覚と肉体をフル稼働しつつ、雑念を取り払って“無”の境地で集中する。納得できる品質を追求するために、今でも試行錯誤の毎日です」。

名匠と呼ばれるようになっても、常に初心を忘れず、精進し続けること。それは言葉でいうほど容易いことではないと、横澤氏のひたむきな姿が物語っています。「苦労して作ったものが製品となり、自分でも買い求めて仕上がりや付け心地を実感すると、ああ、これを世界中のたくさんの方が手にとって、人生の中で使われていくんだなと、改めて思い至るのです。すると、次もこれに負けないよう、ひとつひとつさらに良いものを作っていこう。この仕事の技術と誇りを、熱心に学ぼうと奮闘する後進にもしっかりと伝えていこう。そんな気持ちが湧いてくるんですね」。技術者としての枯れることのない情熱と探究心、そこから生み出される色褪せない価値と美しさが、プレザージュ琺瑯ダイヤルには宿っているのです。

琺瑯専門メーカーとして世界最高水準の品質を追求し続ける富士琺瑯工業株式会社「つくば工場」で、長年にわたり真摯に琺瑯と向き合い続けてきた横澤 満氏。わずか0.01mm単位の調整をしながら直径3cmほどの小さなダイヤルに極限まで美しく琺瑯を施すことのできる、日本でも稀有な職人の一人です。「初代ローレルから始まった琺瑯ダイヤルの技術は、プレザージュでさらに進化しています。より緻密で複雑なデザインに合わせて、琺瑯を塗布するスプレーガンを操る指先の加減も変わり、釉薬の調合も変えるなど、どんどん難易度が上がっていますから(笑)。琺瑯づくりは湿度や気温など天候にも大きく左右される作業なので、日々感覚と肉体をフル稼働しつつ、雑念を取り払って“無”の境地で集中する。納得できる品質を追求するために、今でも試行錯誤の毎日です」。

名匠と呼ばれるようになっても、常に初心を忘れず、精進し続けること。それは言葉でいうほど容易いことではないと、横澤氏のひたむきな姿が物語っています。「苦労して作ったものが製品となり、自分でも買い求めて仕上がりや付け心地を実感すると、ああ、これを世界中のたくさんの方が手にとって、人生の中で使われていくんだなと、改めて思い至るのです。すると、次もこれに負けないよう、ひとつひとつさらに良いものを作っていこう。この仕事の技術と誇りを、熱心に学ぼうと奮闘する後進にもしっかりと伝えていこう。そんな気持ちが湧いてくるんですね」。技術者としての枯れることのない情熱と探究心、そこから生み出される色褪せない価値と美しさが、プレザージュ琺瑯ダイヤルには宿っているのです。

  • 琺瑯に塗布する釉薬は温度や湿度の影響を受けやすく、季節毎、日毎の天候に合わせて配合が細やかに変えられます。その調整や塗り具合によって仕上がりに差が生じるため、長年の経験と知識に裏打ちされた職人技が求められます。

  • ダイヤルの表面にエナメル質の釉薬を吹き付けた後、細心の注意を払って乾燥させます。

  • 釉薬をまとったダイヤルは、その日の気温や湿度に応じて温度や焼成時間を調整しながら専用の窯で焼かれます。釉薬に含まれるガラス成分が溶解し、琺瑯特有のやわらかで温かみのある美しい質感が生まれる工程です。

  • 焼き上がりは黄味を帯びている琺瑯が、冷めるにつれ独特の白く美しい輝きを放ちます。

  • 焼成後、ダイヤルの琺瑯が均一に仕上がっているか、ピンホールの欠陥がないかなどを技術者の目と感覚で丹念に検品されます。ここでも研ぎ澄まされた集中力が必要です。

伝統と革新は、100年の時を超えて

セイコーが1913年に完成させた国産初の腕時計「ローレル」。その誕生から110年、腕時計の基本的な形は変わらない中で、その技術は常に進化を遂げています。セイコーの時計づくりの原点である「ローレル」へのオマージュとしてデザインされた、全世界2,500本の限定モデルが登場。地球環境の変化や多様性の受容など世の中が大きな転換期を迎えている今、これからの時代を見据えたセイコーの“持続可能なものづくり”を具現化した、特別な一本です。100年先も愛し続けられるサスティナブルなクオリティーを、今こそ選んでみませんか。

今回の茨城への旅はいかがでしたか? 過去と現在、そして未来を見つめる土地と人の物語が、「セイコー プレザージュ琺瑯ダイヤル」に秘められた歴史と情熱に思いを馳せるきっかけとなれたなら、これほどうれしいことはありません。プレザージュに宿る美の起源を巡る旅、次もぜひご一緒できることを楽しみに。

Lineup

  • SARW065

    SARW065

    販売終了

  • SARW035

    SARW035

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